「ガールズ&パンツァー 劇場版」4DXについて

昨日、ユナイテッド・シネマとしまえんで 4DX を初体験してきたので 4DX の要素ごとにメモ。
(※個人の感想です)

シート (Motion)

想像以上に動いた。
間違いなく 4DX のメインの要素。
よく食べものや飲み物についての懸念がされていたけど、ダージリン様のポップコーンセットを購入して入場。
ユナイテッド・シネマとしまえんでは飲み物にはフタがついていて、ポップコーンはこぼれないように大きめの袋に入れてくれていたので自分は特に問題なかった。
ただ、帰りがけに家人へのお土産と称してもう 1 セット購入したところ、袋無しでトレーに載せた状態で渡された。
袋が欲しいと伝えるとトレーの代わりに袋をくれた。
最初の人はトレーに袋入りの状態でくれたので人や時間帯によるのかも。
袋がなくても事前にある程度減らしておけば大丈夫かも。

また、シートが揺れるお陰で体制が安定せず、だんだん浅く座る状態になってしまった。
自分は腰痛持ちの為、その状態が続くと辛いのでこまめに体勢を整える必要があった。

走行時の振動 (Motion)

路面の状況にあわせて振動する場面があった。
場面によっては少し強い振動がある。

砲撃等による衝撃 (Motion)

発砲時、被弾時に強い振動がある場面があった。
この時は頭が前後に揺さぶられることが多くて画面に集中できなくて困った。
頭をシートにつけていると特に揺れてしまうので、被弾のタイミングなどがわかっている場合はその時だけ頭を浮かせていた方がいいかもしれない。
一緒に行った人はムチウチ気味になったと言って、見終わった後にぐったりしていたがおそらくコレが一番の要因だと思う。
気になるカールの砲撃はやはりそれなりの迫力があったけど、その後の鳴り止まない地鳴りは立川の極上爆音上映の方が気持ちよかった。

坂道や飛行機の傾き (Motion)

戦車が坂道を登る時や、上空からの銀河の視点の時などにその動きにあわせてシートが前後に傾く。
飛行機は割とゆったり動くので慣れないうちは酔いがこないか心配になったが、特に酔うことはなかった。
戦車が客観視点で映されている時も戦車の動きにあわせて動くので違和感があった。
例えばスクリーンの向こうから坂道を降りてやってくる知波単学園にあわせてシートはやや前傾姿勢になる。
カメラ位置の動きや振動にあわせてくれた方が嬉しかったなぁと思う。
ただ、戦車の主観視点ではとても良かった。
特にエキシビジョンでクラーラが倒れた信号を乗り越える所や、遊園地のジェットコースターで CV33 が逃げまわる所(「劇場版・緊迫する戦況です!」が流れるあたり)、最後の決戦あたりは最高だった。
これらのシーンの為にガルパン 4DX を見に行ったと言ってもいいくらい。

耳元の風 (Air)

砲弾がかすめて行く時等に耳元に勢い良くプシュッ! と風が当たる。
本来はしないはずの風の音がそこそこするのと、砲弾はそんなに軽くないだろという違和感で没入できなかった。
あと、ときどきくすぐったい。
頻度はかなり多めで、正直やめて欲しいと何回か思った。

風 (Wind)

エキシビジョンマッチを観戦してるミカの髪が風でなびくタイミングなどでそよ風が吹いてきた。
外にいる気分になれたし、なかなか良かった。

背中の振動 (Motion)

まるでマッサージチェアの様に背中をポコポコされた。
機銃を連射する時や、ボコがボコボコにされている時など。
機銃はなんで背中だけ振動があるんだろうという印象であまり没入はできなかった。
デュアルショックを持っていた方がまだ良かった気がする。
またボコも視点の問題で、客観的に見ているボコと同じところを蹴られているというのはどうにも。

煙 (Fog)

大きな爆発等で煙が立つときにスクリーンの脇から煙が出てきた。
最前列では煙に遮られてスクリーンがかなり見え辛くなったので、初見の場合は最前列は避けた方が良さそう。
また、アニメだと作画やそれに合わせた CG の煙とはベツモノなので違和感があった。
実写なら映像の煙とマッチしていいかもしれない。
シーンが急に変わっても煙が残ったりしていて違和感もあった。
スクリーンに煙の陰が落ちて気になることも。

足元の振動? (Motion)

多分、石畳なんかをドリフトしたりしている時に足元に振動があったんじゃないかと思うんだけど、ふくらはぎのあたりにポコポコ当たるイメージだったのでポップコーンをこぼしたんじゃないかと思った。
イマイチよく分からなかった。

フラッシュライト (Lightning)

火花が散るシーンなどで白いフラッシュライトが点滅した。
ジェットコースターのトンネルの中はかなり雰囲気が出ていて良かった。
赤い火花が散っているのに真っ白い光だった事が少し気になったけど、割と好き。

水 (Water & RainStorm)

水は手元のスイッチでオンオフできた。
メガネが濡れて見えなくなるのが心配だったけど、せっかくなのでオンにして視聴した。

雨 (RainStorm)

プラウダの撤退シーン等で雨が降っている時にポツポツ来た。
なかなか臨場感はあったけど、濡れる。
でもそんなに濡れないし、終わる頃には乾いていたと思う。
メガネは気にならないレベルだった。
濡れるけど、体験的には悪くなかった。

ミスト (Water)

水につっこむシーンなどで水がかかった。
雨とは別な様に感じたので出てくるところか、出し方がが違う?
あんまりびっちょびちょにされても困るけど、量はそんなに多くないのであまりインパクトはなかった。

シャボン玉 (Bubbles)

二回、画面の脇からシャボン玉が飛んできた。
4DXの中でもレア機能らしいけど、無理矢理使った感があ否めなかった。
シャボン玉も煙と同様、スクリーンの陰になって気になった。

ニオイ (Scents)

なんのニオイだかよく分からないニオイが時々していた。
何かのニオイを表現しているのか、 4DX の設備に関するニオイなのかすらよく分からなかった。

まとめ

いろんな演出があって盛りだくさん。
主観視点の演出は本当に良かったけど、正直視聴の邪魔になる事も多く「ちょっと、今やめて」と思う事もしばしば。
なので、人によるのかもしれないけど、初見の映画 4DX はやめた方がいいと思う(ガルパンしか知らないけど)。

あと、慣れるまでにしばらく時間がかかったのでエキシビジョンマッチではあまり堪能できていなかったかもしれない(それでも肴屋に突っ込むクラーラの主観シーンはよかった)。
ハード面では、水以外も自分で調整できたらすごく嬉しいんだけど、ひとりずつ調整するのは無理がありそう。
特に頭を揺さぶられるのは辛くて、その度に集中が切れて素に戻ってしまった。
途中から衝撃がきそうな時は頭を浮かせていたので多少は軽減できた。
ソフト面では、常にカメラ位置での演出にしてくれた方が自分としては好みだった。

もう一度行くかと言われたら、 1 人では行かないと思うけど、誰かに誘われたら行ってもいいかな、という感じ。